kiik mugの話2
2017.11.26
kiik(キーク)シリーズ第1弾
今回はkiik mugのデザインと収納についてお話しします

クッカー,コッヘルに合わせたシンプルな形
側面は垂直ではなく,やや内側に入り込むことで品のあるデザインにしました
内側は最大限に木を薄くし,320mlの容量を確保しました
加飾は錫粉を蒔いて,飲物や主菜が際立つようにしました

裏側は安定性を考えてフラットな高台に仕上げています
また、傷が一番気になるところなので乾漆粉(漆粉)を蒔いて補強しています
アクセントにもなりますね

続いて、、
コンパクト且つ安全な収納
アウトドアでは様々なアクティビティ ,用途がありますがそのような中で漆器が一番心配な事は「運ぶ」です
kiik mugは「運ぶ」を考えたデザインにもなっています

こちらは市販のアルミ製ソロクッカー
小さいガス缶が入るタイプです

そのガス缶にkiik mugを逆さにして被せます

そしてそのままクッカーの中へ
ぴったり入ります

蓋も閉まります
取り出すときはクッカーを逆さにすると取り出せます
これで安全且つコンパクトに運ぶことができます
ということで、今回はここまで
次回は素材、強度、お手入れ方法をご紹介します
展覧会情報

